この記事は、サービス管理責任者の市原 早映が監修しています。
動画編集に興味を持ったあなた。でも、こんな疑問を抱えていませんか?
- 「未経験だけど、本当に動画編集スキルが身につくの?」
- 「長時間のPC作業、自分の体調で続けられるかな…」
- 「センスがないから、クリエイティブな仕事は無理かも」
- 「Adobe Premiere Proって高額ソフトだけど、自分で買わないとダメ?」
- 「過集中しがちだけど、作業ペースをコントロールできるか不安」
【結論】動画編集に対応した就労移行支援事業所なら、あなたのレベルや目的に合わせて、基礎から実務レベルまで学べます。在宅訓練に対応している事業所もあります。
【重要】すべての就労移行支援事業所で動画編集を学べるわけではありません。専門カリキュラムを持つ事業所は現時点では限られているため、事業所選びが非常に重要です。
読み終える頃には、「自分にもできそう」「ここから始めればいいんだ」と具体的な行動イメージが湧いているはずです。
就労移行支援で動画編集を学ぶ3つの大きなメリット
経済的負担がほとんどない
- 利用料:前年の世帯収入(本人と配偶者)に応じて決定(多くの方が無料)
- 最大2年間の利用が可能
- 基本的なPC環境は事業所が用意
- Adobe Creative Cloudなど高額ソフトは事業所により対応が異なる
- 交通費補助のある事業所も存在
民間スクールは30万〜60万円かかりますが、就労移行支援なら前年の世帯収入に応じて決定。住民税非課税世帯は無料です。高額な編集ソフトのライセンスを個人で購入する必要がない点も大きなメリットです。詳しくは就労移行支援の料金・自己負担をご確認ください。
個別サポートで確実にスキルアップ
- 学習進度に応じたカリキュラム調整
- 定期的な個別面談でモチベーション維持
- 作品へのフィードバックを週1〜2回の個別面談で受けられる
- メンタルヘルス面でのケアも充実
- 過集中や疲労への配慮も個別対応
あなたのペースに合わせた個別学習が基本です。体調の波や障害特性に配慮しながら、無理なくスキルを積み上げられます。
学習から就職まで一貫サポート
- スキル習得から就職活動まで一貫支援
- ポートフォリオ制作を徹底サポート
- 企業実習・インターンシップの機会
- 就職後の定着支援も継続(6ヶ月〜1年程度)
- 履歴書・面接対策も充実
独学との最大の違いは、就職後まで見据えたサポートです。動画編集の技術だけでなく、企業で求められるコミュニケーションスキルや体調管理も学べます。
未経験・初心者でも本当に大丈夫?
結論から言えば、まったく問題ありません。
- 利用者の約7〜8割が未経験からスタート(一般的な傾向として)
- 基礎の基礎から段階的に学習(PCの基本操作から始められる)
- 専門用語も丁寧に解説(「レンダリング」「エンコード」なども一つずつ)
- 理解度に応じてペース調整可能
- 「センスがない」と感じている方も多数成功
就労移行支援を利用する方の多くが未経験からのスタートです。「動画編集ソフトを触ったことがない」「YouTubeを見る側だった」という方がほとんどです。最初は「カット編集」「テロップ挿入」といった基本操作から始めます。専門用語も一つずつ丁寧に教えてもらえるので安心してください。
自分の障害特性でも受け入れてもらえる?
動画編集は多くの障害特性と相性が良い分野です。ただし、長時間のPC作業や色彩の扱いに配慮が必要な場合もあります。
特性別の相性と配慮例
特にASDの方が持つ「細部へのこだわり」や「パターン認識能力」は、精密な編集作業で強みになります。感覚過敏がある方には、画面の明るさ調整やブルーライトカットフィルター、ヘッドフォンの音量調整など、個別の配慮を行っている事業所もあります。
動画編集に向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
- 動画コンテンツを見るのが好き
- 細かい作業に集中できる
- 少しずつ完成に近づく過程を楽しめる
- PCに向かう作業が苦にならない
- 視覚的な表現に興味がある
- 一人で黙々と作業するのが好き
- YouTubeやSNS動画をよく見る
上記で3つ以上当てはまれば、動画編集はあなたに向いている可能性が高いです。「センスがない」と感じている方も安心してください。動画編集の多くは「型」や「テンプレート」があります。最初は既存の構成をまねることから始め、徐々に自分なりのアレンジを加えていけば大丈夫です。
注意が必要な人
- 長時間のPC画面が極端に苦手な方
- 納期を意識した作業に強いストレスを感じる方
- 単調な繰り返し作業に耐えられない方
これらに当てはまっても、サポート次第で十分に学習可能です。体調や特性に応じた作業時間の調整、在宅訓練の活用などで対処できます。
どの編集ソフトを学べるのか?
主な編集ソフト
- Adobe Premiere Pro(業界標準):映像制作会社の多くが使用。プロの現場でも使われる本格的なソフト。事業所により対応が異なる(高額ライセンスのため)
- Adobe After Effects(モーショングラフィックス):動きのあるグラフィック制作。より高度な表現が可能。一部の先進的な事業所では学習可能
- DaVinci Resolve(無料版あり):プロレベルの編集が可能な無料ソフト。カラーグレーディングに強く、導入のハードルが低い
- その他:Filmora(初心者向け)、PowerDirector(初心者〜中級者向け)、Final Cut Pro(Mac専用)
事業所選びの際は、「どのソフトで学べるのか」を必ず確認してください。就職を希望する業界で使われているソフトを学べる事業所を選ぶことが重要です。Adobe Premiere Proは業界標準ですが、月額制の高額ソフトのため、すべての事業所で提供されているわけではありません。
MacとWindows、どちらで学ぶのか?
一般的な傾向として、多くの事業所ではWindowsを使用しています。ただし、Adobe Premiere ProやDaVinci ResolveはMac・Windows両対応なので、どちらで学んでも基本的なスキルは共通です。
センスがなくても大丈夫か?
結論:センスよりも「型」と「継続」が重要です。
- 企業の動画制作には「テンプレート」や「ガイドライン」が存在
- 基本的なカット割り、テロップ配置には定型パターンがある
- YouTubeなどの成功事例を分析・模倣することから始められる
- 編集の良し悪しは「視聴者が見やすいか」で判断できる
- 「型」を覚えれば、8割の業務はこなせる
最初は既存の動画を「なぜこの構成なのか」「なぜこのタイミングでカットしているのか」と分析することから始めます。そして同じ構成で自分の作品を作ってみる。これを繰り返すことで、自然と編集の「型」が身につきます。事業所では、「良い編集」と「悪い編集」の具体例を見せながら、判断基準を教えてもらえます。センスではなく、「視聴者目線」を学ぶことが重要です。
音声編集やサムネイル制作も学べるのか?
動画編集に対応した事業所の多くでは、関連スキルも総合的に学べます。
学べる関連スキル
- 音声編集:ノイズ除去、音量調整(ノーマライズ)、BGM・効果音の挿入、Adobe Auditionなど(事業所により異なる)
- サムネイル制作:Adobe PhotoshopやCanvaを使用。クリック率を高めるデザインの基本、文字の配置・色使いの原則
- 字幕・テロップ制作:読みやすいフォント選び、配置の基本ルール、アニメーション効果
- モーショングラフィックス:After Effectsを使った動きのある表現、ロゴアニメーション、図解動画の作成(一部の先進的な事業所のみ)
高度な内容(After Effectsなど)は、一部の先進的な事業所のみでの提供となります。見学時に必ず確認してください。
長時間のPC作業に耐えられるか不安なあなたへ
動画編集は確かにPC作業が中心ですが、就労移行支援では体調に配慮した訓練が可能です。
- 最初は1〜2時間の短時間作業から開始
- 定期的な休憩(50分作業→10分休憩など)を導入
- 目の疲れに配慮した画面設定(明るさ、ブルーライトカット)
- 体調に応じて在宅訓練に切り替え可能
- 過集中を防ぐためのタイマー設定やスタッフからの声かけ
特にADHDやASDの方は過集中しやすい傾向があります。事業所では、定期的に休憩を促したり、作業時間を区切ったりする配慮を行っています。
レンダリングとは、編集した内容を「一本の動画として固める作業」のこと。この待ち時間を休憩に使うなど、効率的な時間の使い方も学べます。
具体的に何をどう学ぶのか?
学習内容の例(段階別)
- PCの基本操作、ファイル管理
- 編集ソフトの基本操作(画面構成の理解)
- カット編集(不要な部分を削除する作業)
- テロップ挿入(字幕を入れる作業)
- BGM・効果音の挿入
- 簡単な動画を完成させる
- トランジション(場面転換の効果)の使い方
- カラーグレーディング(色味の調整)
- 音声編集(ノイズ除去、音量調整)
- サムネイル制作
- 企業の実案件を想定した編集
- ポートフォリオ制作開始
- 企業実習での実案件対応
- より高度なエフェクト活用
- 納期を意識した作業
- クライアントの要望に応える編集
- ポートフォリオのブラッシュアップ
- 就職活動開始
上記は順調に進んだ場合の一例です。個人差が大きく、障害特性や体調の波によってペースは異なります。3ヶ月で基礎を終える方もいれば、6ヶ月かかる方もいます。あなたのペースで進めることが最優先です。
実際の1週間のスケジュール例
通所型の場合(週5日通所)
- 実質4〜5時間の訓練(体調に応じて短縮可能)
- 週1回の個別面談で作品フィードバック
- 午前は集中作業、午後は比較的軽めの作業
- 金曜午後は週全体の振り返り
在宅型の場合(週3日通所・2日在宅)
- 在宅日は体調チェック+進捗報告で出席扱い
- Slackで随時質問可能(疑問をためない)
- Zoomでの個別相談も実施
- レンダリング待ち時間を有効活用できる
ポートフォリオ(作品集)の構成例
就職活動では、ポートフォリオ(作品集)が最重要です。企業は「実際に何ができるのか」を作品で判断します。
推奨ポートフォリオ構成(3〜5本)
各作品共通のチェック項目:
- カット編集:不要な間や言い淀みを適切に削除できているか
- テロップ:読みやすいフォント、配置、タイミングになっているか
- 音声:BGMと話し声のバランスが取れているか、ノイズは除去されているか
- 色調:全体の色味が統一されているか、見やすい明るさになっているか
- サムネイル:魅力的なサムネイルが制作できているか
事業所によっては、企業の実案件や地域のイベント映像など、リアルな依頼を受けて制作できる場合もあります。こうした実績は就職活動で大きな武器になります。
どのくらいの期間で、何ができるようになる?
上記は順調に進んだ場合の一例です。障害特性や体調の波により、ペースは大きく異なります。過集中しやすい方は短期間で高いレベルに到達することもありますが、燃え尽きのリスクもあります。焦らず、あなたのペースで進むことが最も重要です。
なぜ就労移行で学ぶのか?一般スクールとの違い
就労移行支援の最大の強みは、「スキル習得」と「就職支援」が一体化している点です。編集技術を学ぶだけでなく、企業が求める人材像、面接対策、職場定着まで総合的にサポートします。また、体調の波への配慮、過集中の防止、感覚過敏への対応など、障害特性に応じたきめ細かいサポートが受けられるのも大きな違いです。
どんな企業に就職できる?職種と業務内容
就職先の業種・職種(一般的な傾向として)
- 制作会社・映像プロダクション:動画編集アシスタント、映像制作スタッフ、YouTubeチャンネル運営サポート
- 一般企業(インハウス):広報部門での動画制作、SNS担当、研修動画の制作
- Web制作会社・広告代理店:Web動画制作、SNS広告用動画編集、LP用動画制作
- その他:ECサイトの商品動画制作、企業の採用動画制作、イベント映像の編集
障害者雇用枠での就職の場合、専門職として採用されるケースよりも、動画編集「補助」や社内動画制作担当としての採用が多い傾向です。
就職後の業務内容例
- 社内向け動画の編集:企業の研修動画、マニュアル動画、社内報告用動画などを編集。比較的納期に余裕があり、決まった形式があるため作業しやすい
- SNS用ショート動画の制作:Instagram、TikTok、YouTube Shortsなどの短尺動画を制作。1本あたりの作業時間は短め
- 商品紹介動画の編集:ECサイトやWebサイトに掲載する商品紹介動画を編集。テロップやBGMを追加して仕上げる
- YouTubeチャンネルの運営サポート:企業チャンネルのカット編集、テロップ挿入、サムネイル制作などを担当
給与の目安
障害者雇用枠:月給18万〜25万円程度が一般的(地域や企業規模により異なる)。都市部20万〜28万円程度、地方18万〜23万円程度。時給制の場合は1,100円〜1,400円程度。
一般雇用枠:月給22万〜35万円程度(経験・スキルによる)。いずれも一般的な傾向であり、企業や地域、業務内容によって大きく異なります。
資格取得・ポートフォリオ制作について
動画編集分野では、ポートフォリオ(作品集)が資格以上に重視されます。
取得可能な資格
- Webデザイン技能検定(動画を含むWeb制作全般)
- Photoshopクリエイター能力認定試験(サムネイル制作に有用)
- 映像音響処理技術者資格認定(高度な内容)
動画編集の就職では資格よりもポートフォリオの質が圧倒的に重要です。
良いポートフォリオの条件
- 3〜5本の作品(多すぎても少なすぎてもNG)
- それぞれ異なるジャンル・技術をアピール
- 各作品に制作意図や使用技術の説明を添える
- YouTubeやVimeoで簡単に視聴できる形式
動画編集に強い事業所の選び方
確認すべきチェックポイント(合計20点満点)
見学の際に以下のポイントを確認して点数をつけてみてください。合計14点以上なら見学推奨、18点以上なら積極的に検討する価値があります。
- Adobe Premiere Pro または同等の業界標準ソフトを使用している(3点)
- 週1回以上の個別面談で作品フィードバックを受けられる(2点)
- ポートフォリオ制作を重点的にサポート(2点)
- 動画編集の実績を持つスタッフが在籍(2点)
- 在宅訓練に対応している(2点)
- PC・編集ソフトの無料貸与あり(2点)
- 就職後の定着支援が6ヶ月以上(1点)
- 過去の就職実績が公開されている(1点)
- 企業実習やインターンシップの機会がある(2点)
- 体調の波への配慮(休憩、作業時間調整)が明確(1点)
- 音声編集やサムネイル制作も学べる(1点)
- 見学時の説明が具体的で分かりやすい(1点)
事業所によってサービス内容には大きな差があります。複数の事業所を見学して比較することを強くおすすめします。特に「どのソフトを使うのか」「作品フィードバックの頻度」は必ず確認してください。
事業所全般の選び方についてはITに強い事業所の選び方ガイドもあわせてご覧ください。
利用にかかる費用と条件
利用料金
住民税非課税世帯
0円
世帯収入が一定以下の方
月額上限 9,300円
世帯収入が一定以上の方
月額上限 37,200円
世帯収入別シミュレーション例:
- 本人のみ(障害年金受給):0円
- 本人のみ(年収200万円、住民税非課税):0円
- 夫婦世帯(世帯年収300万円):月額9,300円
- 夫婦世帯(世帯年収600万円):月額37,200円
世帯収入の考え方は自治体によって異なる場合があるため、詳しくはお住まいの市区町村窓口にご確認ください。
※交通費・昼食は自治体/事業所により異なります。詳しくは交通費・昼食費の補助をご確認ください。
利用条件
- 障害者手帳をお持ちの方、または医師の診断書・意見書がある方
- 18歳以上65歳未満の方(原則)
- 一般企業への就職を希望される方
手帳を持っていなくても、医師の診断書があれば利用できるケースが多いです。まずはお住まいの市区町村の障害福祉担当窓口に相談してみてください。
その他の費用
- PC貸与:多くの事業所で無料貸与(持ち帰り可能な場合もあり)
- 編集ソフトライセンス:Adobe製品など高額ソフトは事業所負担の場合が多い(事業所により異なる)
- 教材費:基本的に無料(一部事業所では有料の場合もあり)
- 交通費:事業所により補助あり(全額または一部)
利用開始までの流れ
情報収集(今週中)
動画編集カリキュラムがある事業所をリストアップ(※多くの事業所では対応していません)。WAM NETやハローワークで検索し、各事業所のWebサイトを確認。
相談(1〜2週間以内)
気になる事業所に電話またはメールで問い合わせ。自分の状況(障害特性、希望する働き方など)を簡単に伝え、見学・体験の日程を調整。
見学・体験(1ヶ月以内)
複数の事業所を見学(最低2〜3箇所推奨)。実際の訓練内容・雰囲気を確認し、体験利用で相性を確認。見学・体験の完全ガイドも参考にしてください。
市区町村への申請(1〜2ヶ月以内)
利用したい事業所が決まったら、障害福祉担当窓口で受給者証の申請手続きを行います(発行まで2週間〜1ヶ月程度)。
利用開始(3ヶ月以内)
受給者証が発行されたら事業所と契約。個別支援計画を作成し、訓練スタート。
申請から利用開始まで1〜2ヶ月かかる場合があります。その間に基礎的なPC操作を復習しておくと、スムーズに学習を始められます。
在宅訓練・他サービス併用について
在宅訓練
動画編集は在宅訓練と相性が良い分野です。在宅訓練に対応している事業所が増加中です。
在宅訓練での出席扱いの条件(一般的な例):
- 朝の体調チェックフォーム送信(10時まで)
- 1日4時間以上の学習
- 夕方の進捗報告(Slackなど)
- 週1回のZoom面談
在宅でも、週1回は通所して対面でのフィードバックを受けることが推奨されます。
他のサービスとの併用
就労継続支援B型との同時利用は原則不可です。アルバイトとの併用は週10時間程度であれば認められる可能性がありますが、訓練に支障が出ないよう事業所との相談が必要です。詳しくは事業所または市区町村の障害福祉担当窓口にご確認ください。
よくある失敗と注意点
失敗例1:過集中で燃え尽きてしまう
編集作業に没頭しすぎて、気づけば8時間連続作業。その後、燃え尽きて数日間何もできなくなる。
→ タイマーを50分に設定し必ず10分休憩。1日の作業時間の上限を決める(最初は3〜4時間)。
失敗例2:完璧主義で進まない
1本の動画に何週間もかけてしまい、ポートフォリオが完成しない。
→「7割の完成度でOK」と割り切る。納期を設定し、その中でベストを尽くす。
失敗例3:基礎を飛ばして応用に進む
基礎をおろそかにしていきなりAfter Effectsに挑戦。就職後に苦労する。
→ 基礎(カット編集・テロップ・音声調整)を徹底的に練習。企業が最も重視するのは「基礎の精度」。
失敗例4:フィードバックを受け入れられない
自分の作品への愛着が強く、スタッフの指摘を素直に受け入れられない。
→「指摘=成長のチャンス」と捉え、まずは一度試してみる。第三者の視点を大切にする。
体調に波がある日のタスク設計
無理をせず、体調に合わせた作業を選択してください。△の日でも「何かできた」という達成感を大切に。×の日は罪悪感を持たず、休むことを優先しましょう。
事業所見学での質問リスト12選
見学の際に、以下の質問をすることで、事業所の実態がよく分かります。質問リストを印刷して持参し、回答をメモしましょう。
カリキュラム関連
- 「どの編集ソフトを使用していますか?Adobe Premiere Proは使えますか?」
→ 業界標準ソフトを学べるかは就職に直結します。 - 「カリキュラムの進め方は個別対応ですか、それともグループ授業ですか?」
→ 自分のペースで学べるかを確認。 - 「ポートフォリオ制作のサポートはどの程度ありますか?」
→ 個別面談の頻度、フィードバックの方法を確認。 - 「音声編集やサムネイル制作も学べますか?」
→ 動画編集以外の関連スキルも習得できるか確認。
サポート体制
- 「週に何回、個別面談がありますか?」
→ 作品フィードバックの頻度は成長速度に影響します。 - 「体調の波がある場合、どのような配慮がありますか?」
→ 休憩の取り方、作業時間の調整、在宅訓練の対応を確認。 - 「過集中しやすい特性への配慮はありますか?」
→ タイマー設定、声かけなどの具体的な配慮を確認。
就職実績
- 「動画編集での就職実績は何件ありますか?直近1年でどのような企業に就職していますか?」
- 「就職後の定着率はどのくらいですか?」
→ 就職して終わりではなく、定着できるかが重要。 - 「企業実習やインターンシップの機会はありますか?」
その他
- 「在宅訓練は可能ですか?その場合、出席扱いの条件は何ですか?」
- 「PCや編集ソフトは貸与してもらえますか?自宅でも使えますか?」
よくある質問(FAQ)
まとめ:動画編集で新しいキャリアを
この記事のポイント
- 動画編集は未経験からでも学べる、需要の高い分野
- 就労移行支援なら、経済的負担なく、個別サポートを受けながら学習できる
- 障害特性に応じた配慮(休憩・作業時間調整・在宅訓練)が充実
- ポートフォリオ制作が就職活動の鍵
- ただし、専門カリキュラムを持つ事業所は限られているため、事業所選びが最重要
「センスがないから」「障害があるから」と諦める必要はありません。動画編集の多くは「型」があり、それを学べば誰でも一定レベルに到達できます。就労移行支援なら、あなたのペースで、体調に配慮しながら、着実にスキルを積み上げられます。就職後も定着支援があるので安心です。
今すぐできる3ステップ
情報収集(今週中)
WAM NETで「就労移行支援 動画編集」で検索し、対応している事業所をリストアップ。ハローワークの障害者雇用窓口への相談もあわせて検討。
見学・体験(来月中)
最低2〜3箇所の事業所を見学。「見学質問リスト12選」を印刷して持参し、実際の訓練を見学・体験。スタッフや利用者と話してみる。
利用開始(3ヶ月以内)
市区町村の障害福祉担当窓口で受給者証を申請し、事業所と契約。訓練スタート。目標:1年後にポートフォリオ完成、就職活動開始。
就労移行支援事業所を探すには
- 全国の事業所検索:独立行政法人福祉医療機構「WAM NET(ワムネット)」でお住まいの地域から動画編集対応の事業所を検索できます。
- 就職相談:厚生労働省「ハローワークインターネットサービス」で専門の相談員に相談できます。
あわせて読みたい記事
動画編集・クリエイティブ系カリキュラムが充実した事業所の見つけ方をまとめています。
Photoshop・Illustratorを学べる就労移行支援
動画と組み合わせて学ぶと強いデザインスキル。サムネイル制作にも直結します。
動画制作×生成AIの組み合わせを学ぶ事業所も増えています。
動画編集は在宅訓練との相性が抜群。仕組みや対応事業所の探し方をまとめています。
事業所見学で何を確認すべきか、当日の流れと質問リストをまとめています。
この記事の監修者
市原 早映(いちはら さえ)
2017年より就労移行支援・定着支援の現場で支援に従事。就労移行の立ち上げにも携わり、現在は定着支援に従事しながら就労移行支援もサポートしています。

