この記事は、サービス管理責任者の市原 早映が監修しています。
初めての見学から体験・面談・契約・初日までを、スマホでも読みやすい短文→必要な人だけ詳しく展開の順でガイドします。まずは要点を押さえ、足りない部分は“詳しく解説”のアコーディオンで深掘りしてください。
目次
まずは要点
- 見学:雰囲気・設備・支援体制を確認。
- 体験:指導の質・レビュー速度・自分の集中時間との相性を判断。
- 面談:ゴール(職種×働き方)と配慮事項・通所/在宅比率を共有。
- 契約:料金上限・日数・支援内容・解約/休止・個人情報の扱いを再確認。
- 初日:連絡手段・スケジュール・緊急時対応・端末/アカウント受け渡しを確認。
見学〜体験〜契約の流れ
-
見学 — 事業所の雰囲気や設備を確認する。
詳しく解説
施設の清潔感、利用者の雰囲気、スタッフの対応、訓練環境を観察。可能ならレビュー例や成果物の見本も見せてもらいましょう。 -
体験 — 実際のカリキュラムや訓練を短期間試す。
詳しく解説
自分の集中時間に合うか、質問への反応速度、レビューの具体性をチェック。体調配慮やオンライン対応の柔軟性も確認。 -
面談 — 利用目的や支援内容についてスタッフとすり合わせ。
詳しく解説
ゴール(職種×働き方)を明確化し、週の通所/在宅比率、個別指導時間、求人開拓方針、定着支援の枠組みを確認。 -
契約 — 重要事項説明を受け、条件を確認して正式契約。
詳しく解説
料金(月額上限)、日数、支援内容、解約/休止のルール、個人情報・成果物の取り扱いをチェック。書面は必ず保管。 -
初日 — オリエンテーションと基本ルールの説明。
詳しく解説
連絡チャネル(電話/メール/チャット)、欠席・遅刻の手続き、緊急時対応、端末/アカウント受け渡しなどを確認。
所要時間の目安(見学→体験→面談→契約)
- 見学:30〜60分(説明+施設案内)
- 体験:2〜4時間(半日)〜 1日
- 面談:30〜60分(個別面談/計画相談)
- 契約:30〜45分(重要事項説明・書類)
- 初日:60〜90分(オリエンテーション)
工程 | 目安時間 | ポイント |
---|---|---|
見学 | 30〜60分 | 雰囲気・設備・支援体制の確認 |
体験 | 2〜4時間〜1日 | 指導の質/レビュー/集中時間の適合 |
面談 | 30〜60分 | ゴール共有・配慮事項・日数/在宅比率 |
契約 | 30〜45分 | 料金・支援内容・解約/休止ルール確認 |
初日 | 60〜90分 | 連絡手段・端末/アカウント・緊急時対応 |
当日の持ち物(チェックリスト)
- 身分証(健康保険証・障害者手帳など)
- 印鑑(シャチハタ不可の場面あり)
- 筆記用具・メモ
- 診断書/意見書の写し(ある場合)
- 履歴書・職務経歴書(任意)
- 服薬情報・配慮事項メモ
見学・体験での質問テンプレ(すぐ使える)
- 週あたりの個別指導時間はどのくらいですか?
- 課題提出から初回フィードバックまでの平均時間は?
- 成果物の公開方針は?(GitHub/スクショ/説明資料)
- 在宅/通所の比率やリモート時の支援のやり方は?
- 実習から採用につながった具体例は?
FAQ(見学・体験・契約)
- 見学の服装に決まりはありますか?
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清潔感のあるカジュアルで問題ありません。体験日は動きやすい服装が無難です。
- 家族や支援者の同行はできますか?
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多くの事業所で同行可能です。予約時に人数と関係性を伝えてください。
- 当日のキャンセルや遅刻はどうすれば?
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電話または指定の連絡手段でなるべく早く連絡を。リスケルールも事前に確認しましょう。
- 体験で合わないと感じた場合は?
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複数事業所を比較して問題ありません。相性や支援の手厚さは事業所ごとに違います。
出典・一次情報
- 障害者総合支援法(e-Gov法令検索)
- 厚生労働省:就労移行支援(制度概要・PDF)
- 障害福祉サービス等報酬改定(告示・通知・Q&A)
- 厚生労働省:統計(障害福祉・関連統計)
- ハローワーク インターネットサービス(求人票仕様等)
- 職業情報提供サイト(Job Tag)
- Microsoft Learn/Power Platform 公式ドキュメント
- Google Cloud/Looker Studio 公式ヘルプ
- GitHub Docs(バージョン管理の基礎)

この記事の監修者
市原 早映(いちはら さえ)
2017年より就労移行支援・定着支援の現場で支援に従事。就労移行の立ち上げにも携わり、現在は定着支援に従事しながら就労移行支援もサポートしています。